第十四話「カッパとオトサンっ!」

河童ほとんど関係ないじゃん! などと思いつつも、そこはさして問題ではないとも思うのだが、真面目になればなるほど面白さが無くなる傾向だけはどうにかして欲しいとは思うのだった。

 さて今回は、ようこの父親の話。父親だからオトサンってなんですかそれは。ようこが生まれるまではダナサンでその前はオコサンでしたか。
 というのはともかく、しっぽが太いのも、前回の「本性」が不思議犬だったのは犬じゃなくて狐だったというオチなのでした。名前もダブルミーニングだったと。
 猫さんの留吉と仲がいいのは同じ猫科ゆえ、ということなんだろうか。

 タイトルと違うじゃんっ! などとも思ったりもするのだが、親子バトルの締めが、荘厳な親ばか咆哮だったので、このシリーズの本懐はどうにか失われずにすんだかなとも思うのだった。

 しかしようこが去ったあとのいぬかみの頭領の台詞はなんか底暗いなあ。とりあえず気分よくさせておけばまた利用できるというような含みがあったような……。
 
 鶴の恩返しの教訓を語る次回予告は素晴らしい。