第四話

撫子編。
 いぬかみたちの暗い内面をえぐるシリーズでもある。第二十三回追い出し会議とか怖すぎるぞ。撫子はハーレム要員かと思ったら違うのだった。
 そして明かされるいぬかみたちの本性。なんと本当に獣なのね。強さこそがヒエラルキーの唯一の基準。そう考えるとラストの撫子が受け入れられてるのもあんまりいい情景じゃなかったりするわけだが……(撫子が強いからみんなが認めている、っていう話だよね、あれ)。
 啓太の動揺の描写はシンプルだがいい。撫子との絡みが、ほとんど関係も理解も深まらないまま終わってしまったのは、もったいないような。基本的に、ようことせんだん組が戦うためのトリガーでしかなかった。もっとも撫子は今後もメインで出てきそうなので、今回はただの顔合わせ、この程度で充分という計算なのかもしれない。
 次回は出会い編?