となグラ!
引越し話はお釈迦になり、香月とゆうじは少し接近し、という何の変哲もないハッピーエンド。 それ自体は悪くないのだけど、全十三話中五話に渡ってすっきりしない話をやっておいて、この程度の落ちであると、作り手があまり視聴者のほうを見ていなかったとい…
昔の偉い人は言いました、「ひとつの話が終わってから、次の話をはじめなさい」と。 そういうことである。 ゆうじの変身と香月の美化された過去を思い直す(つまり現在を直視することへの第一歩)、という話と、再度の別離というイベントをあわせて、一気に最…
ようやく雪解け。 でもダラダラと重苦しく引っ張ったわりにすっきりとした印象がないのはよろしくない。誤解が解けるというオチが見えているのだから、せめて過程を工夫しないと駄目なのに、説明されたら理解した、というレベルで素朴に片付いてしまうのだか…
ゆーじの嫉妬の話の続き。水着ステージ。 この手の話では一度は通らなければならない展開とはいえ、やっぱり見てて心地いいものではない。というかここを心地よくしたら作品としては失敗という気もするので、このいらいら感は成功の証ということが出来るのか…
勇治の気持ちに迫るシリーズ。前回の話がちゃんと後を引いていて、原作以上に勇治を揺らすのが上手い。細かくネタを膨らませたり追加したりも丁寧。 しかしあまり書くことも無いのでした。着替えているときの香月の下着姿の描写がやたら濃いということも、こ…
姉妹対決編。 おおむね原作通りの内容だったが、なんの屈託もなく楽しい。香月が周囲のプレッシャーや自分自身の引け目から解放されて本気になっていく心理描写の丁寧さもいいし、意外に細かいモブも楽しい。 まったくもって、健全なアニメ化である(内容は…
冒頭の妄想の第七話が楽しい。かつて「るろうに剣心」がジャンプ連載中だったころ、嘘の次回予告だけで別のストーリーができていたというのを何かで読んだけど、そののりで妄想アバンタイトルシリーズを作れば面白いのにとか思う。 今回のメインはアリシアさ…
仲直り編。細かい芝居と丁寧な進行で、無理なく、嫌味なく。 この辺は漫画より面白く出来ている気がする。やっぱり千早のキャラをいいひと度高くアレンジしているせいかな。
いったん離れてくっつくの、離れて、の巻。漫画どおりだけど、アニメの千早のキャラが今までは漫画以上に物分りがよかったせいで、ちょっと違和感が。でもまあ許容範囲でしょうかね。 後半部の音楽をいっさい入れないで緊張感を演出したくだりが上手い。見て…
ちょろちょろ出ていたニーナ本格紹介……だが、ちと常軌を逸していて怖い。このキャラこんなんだったっけ? あとこの人と妹が中三ってのは漫画でも出てたと思うが改めてみると小さすぎます。無意識のうちに設定を中一か小学高学年あたりに書き換えていたぞ。 …
学校編のスタート。勇治の変身ぶりが則巻千兵衛のようになっている。ちはやが漫画よりさらに物分りの良いキャラになっているのがポイントといえばポイント。原作では後出しのニーナやクラスメイトたちを先行的にエピソードに混ぜ込む、後発ならではのフォロ…
新婚さんいらっしゃいごっこの話。 第二話にしてももう何話見ているような既視感と安定感。いや、原作を読んでいるせいというのもあるんだろうけど、『アリア』とは違った意味でヒーリング系アニメであるのかも知れない。アリアのネオヴェネツィアの替わりに…
ラブひなとかまぶらほとかまほらばとかに続いているような(まほらばは違うという向きもあるでしょうが、まあそれはさておき)、お約束乱舞のラブコメ漫画を手堅くというか王道まっしぐらにアニメ化。 原作は巻数がさほどでているわけでないし、お世辞にも密…