ケロロ軍曹

第百三十話

コピーロボットをめぐる二部作。ケロロたち以外は誰も偽者に気づかない、というのが話の肝だけど、肝の部分以外に特に工夫がないので、いまいちな印象。大塚昭雄の渋い「ガルガルガル……」は楽しかったけど。 タママを除くケロロ小隊隊員と同級生のプルル看護…

第百二十九話

キルル編後半にして、ずっと引っ張ってきたカウンター話の落ちでもある。正直それほど工夫もないし、笑いどころもなかったけど、キルルは結構かわいいし、かなりむちゃくちゃながらもどうにかまとまったしで、そう悪くない。 しかしこれで、実質もう侵略しな…

第百二十八話

メインは例によって例の如しというスタイルの、ケロロの金儲け失敗談。話の大きくなり方や落ちのつけ方はそう悪くない。 ラストあたりから、第三シリーズ開始当初から引っ張ってきたカウントダウンの話がついにスタート。劇場版の敵キャラが初出のように出て…

第百二十六話

月に行く話と台風の話。どちらも小粒なねたで、細かい工夫にも乏しい。 シリーズが長く続くと既に確立してるキャラクターを動かすだけでも作品はそれなりにまとまるものだけど、やはりそれでも、内容や演出にある程度は工夫がないと、悪い意味でのマンネリに…

第百二十六話

ドラクエとかバイストン・ウェルとかどっちもそのネタだとわかる程度しか知らないので楽しみようもないのだが、話自体はそうつまらなくはない。夏美と小雪がたくさん出たからいいや、というか。 シナリオ的には、中盤で夏美に冬樹を助けさせておいて、それを…

第二十三話

回転寿司に行く前半は、タママとケロロの嫌なところ(お茶目なところではない)をクローズアップしているだけな感じでいまいち。でも寿司は美味しそう。 後半はタイトルが示すように『恐怖のハエ男』とそのリメイク『ザ・フライ』のあわせ技パロ。というか転…

百二十四話

回想話。言ってみればケロロ版スタインドバイミー(あるいはこち亀第××回記念シリーズ) なのだが、なんか不快。いや、なんかじゃなく明確にチビケロロが不快。あれじゃあジャイアンではないか。現在は、メンバー内の力関係の変化や夏美やクルル、モアの存在…

百二十二話

田舎の話。田舎ネタは割りとどうでもいいに加えて、タママ中心の話だったりもして、あまり期待してなかったのだけど、そうつまらないものでもなかった。 しかし日向家のおばーちゃんはすごいですね。川にいる何かが庭の外にいた何かと繋がっていることを一瞬…

百二十二話

リングのパロディ話と、夏美の禁止話。 前者はちょっと前の無敵看板娘に完全に負けてますね。 時間帯を鑑みて甘っちょろくした、という言い訳はこの場合は負け惜しみでしかないでしょう。扉の向こうにやばいものが、とか、入るには問題はないが出られないと…

第百二十一話

カララ何度目かの登場。かなりどうでもいいキャラなので、夏美登場パート以外はどうでもいいかな、という感じで見ていたら、誤解の増幅とケロロの悪巧みが融合しておおごとに発展する流れがなかなか楽しい。 雑魚モードのフリーザ様仕様と化したヴァイパーは…

第百二十話

海ばなしでネタが二つ。前半が冬樹のコンテスト出場。後半は大人桃華。どちらの話もお題から予想できないような展開はほぼないが、前半の、冬樹を勝たせるための西澤家の強引なフォローと、他の参加者の脱落のさせ方はそこそこ頑張っていたし、後半の、トレ…

第百十九話

合宿の話は、ギロロと夏美達の合宿のバッティングが偶然なのかが曖昧だったり、メインのギロロと小雪の戦いが膨らみにかけたり、微妙なシナリオだったが、ギロロにわざと近づく夏美がなんとなく良かったのでよしとする。 うなぎの話は、よくある極端な失敗も…

第百十八話

前半は、幽霊ちゃんの話という建前で、イッツオンリースクール水着、という話であったような気もしないでもない。水着の水抜き穴から気泡がでる描写なんて、超リアル志向のアニメでもなければ、普通やらない気がするので。 あと、今回は小雪の小動物度が増し…

 第百十七話

七夕がらみで二本。 前半の短冊の話、後半のケロロラジオ、どちらもたいした話ではなかったが、ラジオ話の後半、ギロロ中田の身を捨てた演技はいいなあ

 第百十六話

夏美がノーパンで大活躍する前半は、そのなかでさらに前半後半に話が分断していて、何かもったいない。ライター的には、対決ものと思わせて冬樹で落とすのがミソだったんだろうが、ただの虻蜂とらずに終わってしまったような気がする。ケロロ対夏美で終始さ…

 第百十五話

タイトルどおり『ゴジラ対メカゴジラ』のパロディではじまる前半は、ちょっと前の映画シナリオネタとかぶるのを避けたせいなのか、消化不良。 後半は、先週ちょっと期待していたテニプリパロディが、はずれなのは残念。というか考えてみたら、あれは本家が強…

 百十四話

正直言うと微妙な一本。 ギロロ侠気話と見せかけてスカす前半。 ダンスマン関係はいろいろな意味で寒いので勘弁してほしいという後半。 どちらもやりたいことはわかるが練りこみ不足膨らみ不足という二十分。 でも夏美の夏服は悪くないので批判したくなくな…

 百十三話

ネーミングがやばかったのかウェットルマンあらためウェットルキングの話。 テレビシリーズの基本方針である過剰なパロディによる内容増量で無理矢理二本連続(つまり実質三十分一話)構成に。なんか後期ウルトラシリーズっぽいネタがあった感じだが、基本知…

 第百十二話

623ことサブロウとクルルの馴れ初めの話で一本。 もちろんこれだけでは他のレギュラーキャラがでられないので、擬似的な時間遡行とバックトゥザフューチャー2式の同じ場面を違う視点スタイルを採用してどうにか他のキャラも出す。まあ夏美たちは顔見せ程…

第百十一話

ここのところの定番となりつつある発展性のないねたで無理矢理十五分作る感じの話が二本。 が、前半はそれでも無意味に熱いドロロ対ギロロとまったりムード(微妙にエロス?)な夏美と小雪の場面の交錯とか見せる努力があってよかった。 後半は、ギロロママ…

 第百九話

原作ありの肩たたきの話とオリジナル(雑誌掲載分じゃなければ)の暴走特急の話。 内容的にはどちらもたいしたことない出来だが、999ネタやセーガルネタ、ジョンカーペンターネタまで、完全に小学生お断りの世界の徹底と、ヴァイパーがらみのほのぼの展開…

 第百八話

タママの話と桃華の話(半分はクルル?)。 なにゆえこのようなどうでもいい人たちの話ばかりやるのであろうか。主体的に動かしやすいキャラだから、というのはわからないでもないが、せめて人気にあるキャラをあわせて出して欲しいです。 いや、もしかして…

 第百七話

前半の身体検査話は、ここのところよくあるネタふりだけで力尽きるパターンだったが(原作なら小雪を使って素敵な方向に進んだはずだけど、テレビ東京の夕食時では不可能)、後半の姉弟喧嘩は、その前半を上手くミスディレクションにしたオチで、ちょっとや…

 第百六話

町の地下にある宇宙人都市探検話と、ギロロいじり。 どちらも漫画でいうと「〜.5話」レベルのエピソード。小ネタである。それを十五分でやるということはつまり水増し感がいっぱい。 前半、ジャイアンネタでどうにか持たせた感じで、それ以外は手抜きもいい…

 第百五話

ケロロ小隊の金儲け話と桃華の冬樹アプローチ話。 どちらも失敗に終わることが運命付けられているので、その過程に見所があるのだが、今回はどちらも弱かった。あえて言うならケロロバーガーのほうが面白かったか。スマイル500円とか実在のあれに対する嫌…

 第百四話

佐藤順一は総監督ではなく監修に。監督も山本祐介から、劇場版の監督近藤信宏へ。 佐藤の実質離脱はともかく、監督交代は前監督の名前を憶えてなかったせいで、全然気づいてなかったが、とくに違和感もなかったので、これは無理のない引き継ぎというべきなの…

 第百三話

いよいよ、クライマックス。冬樹の性格を生かした交渉作戦がなくなったのはもったいないが、代わりに怒涛の人情展開で押す。 ビジュアル的にはこういうほうが有効かもしれない。その後の締めは原作通りに盛り上げすぎない流れで、「まあ最終回じゃないし」と…