第百二十九話

キルル編後半にして、ずっと引っ張ってきたカウンター話の落ちでもある。正直それほど工夫もないし、笑いどころもなかったけど、キルルは結構かわいいし、かなりむちゃくちゃながらもどうにかまとまったしで、そう悪くない。

しかしこれで、実質もう侵略しなくてもいいような状態になってしまったから、話の縦糸みたいなものがほぼ消えてしまったのは、ちょっと困りものである。内容的にはアイディアが枯渇しつつある――原作で出ている新キャラを出すとかすれば話はまだ持つだろうが、時間の問題という気がする――のに、ストーリー的には終わらせるのが難しくなってしまったのだから。帰る帰らないネタもやっちゃっているしなあ。ドラえもんよろしく延々続けるつもりなんだろうか?