True Tears

第八話「雪が降っていない街」

病的に鈍い人が「俺ってもしかしたら鈍いかも」と鈍い人らしくいまさら気づき始める話とその人と血を分けた妹かもしれない人が自由になれた気になりたくて盗んでないけど他人のバイクで無理やり走り出す話。物語のこの段階でくっついたカップルには、紆余曲…

第七話「ちゃんと言って、ここに書いて」

タイトルと予告の台詞からするに、ノエ兄の策謀をノエが気づいて怒る話かと思っていたのだが、まさか、馬鹿主人公がノエに告白する話とは。 前回の懸案、血縁問題は今回は曖昧なまま。ここでリュウ・アーチャーか金田一耕助でもいれば、事態の進展はもっと早…

第六話「それ…なんの冗談?」

三点リーダは二つが基本! というのはともかく。 四番が好きなのはその場しのぎの嘘のようでいて、実は結構本気のようでいてやっぱりその場しのぎの嘘だったのでことが具体化するのは迷惑だったヒロミさんは主人公の腹違いの妹である可能性が出てきましたが…

第五話「おせっかいな男の子ってバカみたい」

結局ヒロミの本当の気持ちが曖昧になってしまった第五話。 こういう展開にするなら前回の時点でもう少し見せ方の工夫をして欲しかったところ。完全にシンイチロウ視点での進行ならいざ知らず、俯瞰的に群像を描く要素の高い作劇でミスリードを誘って益がある…

第四話「はい、ぱちぱちってして」

前回の「好きな人がいる」発言がどうやらその場しのぎの嘘じゃなかったらしい名塚ヒロイン。ネヴィリルママの発言からするに死んだ彼女の母親は藤原啓治父となにかあった模様。単純に仲が悪かっただけとは思えないし、過去に争奪戦を展開した間柄なのか、よ…

第三回「どうなった? こないだの話」

電波度がアップするメインヒロイン、ますます意固地に自爆しまくる名塚ヒロイン、すこし自覚症状が出てきて、いい気になりつつも状況の深刻さ(というか困難さ)に呆然とする主人公、そしてそろそろ動き出しそうな今川焼屋――と、事態は徐々にヒートアップ。…

第二話「私……何がしたいの……」

そんなことを聞かれても困るのはこちら、というサブタイはともかく、その状況で触れてしまうのは琴線じゃなくて逆鱗だろうとシナリオライター(監督だけど……)の言語力を疑ってしまう第二話。 作品に漂う緊張感はギスギスからピリピリへと変質。アグレッシヴ…

第一話「私……涙、あげちゃったから」

絶望的に絶望的でない絶望先生のあとに、絶望的に絶望的な空気が居座るアニメが始まる。TVKさん、順番逆にしてくれないかなあ、来週からは録画してハヤテの前に見ようかなあ、いや、朝からこれはきついかなあ、などと心の片隅で思案しつつ、目は画面に釘…