第八話

 メラとスンミのつかのまの逢瀬。メラの顔がこわもてというよりはどっちかというとファンキーな顔なので、真面目にセックスをしているのに、ちょっと笑えるシーンになってしまっているのは困った。
 今回は、のんたらのんたら続いてきたシリーズにしてはずいぶんと緊密な構成で、前半で過去のいきさつのメラ視点の描写があり、後半でカイ視点の描写があり(でも彼女が何故死んだのかはいまいち不明。下手人がいるのか、事故なのか、自殺なのか。話の流れからすると、自殺っぽいのだが)、しかもそれだけでなく、メラとカイとスンミの三角関係的な描写、スカンクの裏切り、ブッパのあせり、等盛りだくさん。後半へ向けて加速が始まっていくのだろうか?
 今回のコンテは佐藤監督が自らやっているが、あまりぴんとくるものはなかった。

 しかしこれ、こういう絵柄だから、そういうもんだと思って見られるけど、たとえば僕等がいたみたいなキャラデザでやったら、もっとインパクトがあったのではなかろうか。あ、第一話のレイプ殺人段階で視聴中止者続出か?