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スカンク大暴走。キャラクターデザインからメンタリティ、そしてしゃべり方まですべてにおいて不快なキャラクターで、つまり悪役として「大成功」な奴であるが、流石にこのヒットラーもどきまでいくとやりすぎで、笑いが先に立ってしまう。笑わせるシーンでもあるのだろうが、現代劇に時代劇が乱入してしまったような珍奇すぎる光景で、作品世界的にはぎりぎりOKな絵であっても、やっぱりちょっともやもやする。警察は本当になにしているのであろうか。
 全快の感じからカイが対ネオウーロン戦線のまとめ役になると思っていたら、いまいちうまくいかないで事態が悪化、最後の最後でまたみんながムサシノを目指しそうなのは、シンプルに燃える展開で、次回あたりより主人公らしいカイが見られるのかな?
 まあ今のところ、ダーティーヒーローとして大活躍なメラのほうが、さながら主人公のように見る側にカタルシスを与える係りになっておりますが。しかしブッパはなぜ死なないのだ。脂肪が厚すぎて、心臓まで刃が達さなかったということなのか? 精神崩壊しているみたいだから、実質殺したようなものだけど(まあ最後でまた復活しそうだけど)。

 そしてついに復活、バスタライムズことジャダキンズ。相変わらず人類の規格を超えた奴である。奴がネオウーロン撲滅を手伝うようになったら、かなり簡単にかたがつきそうではあるが……。