第六話

 生きていた顔面切り裂かれ男、カイやシェフはそれなりに腕っ節は立つ、ジャダキンズは目が光る、という第六話。
 メラはもともと大して悪いやつでなく、そのことを見抜いたスカンクがあえて事をひっかきまわしはじめる流れは面白い。ンコイとスカンクといい、小悪党の描写が冴えるアニメである。あと今回いきなり内通者であることが描かれた書記長とか。
ジャダキンズは、PSPで会話とかは狙いすぎててあんまり面白くないが、意味なく目玉をえぐったりとかの日本人の考える怖い外国人のクリシェみたいなモンスターぶりは楽しい。目の光はイメージなのか、あのでかいのと同じくロボなのか。
しかしあの携帯の文面でシェフの事を案じないカイたちはどうなんだろう。もちろん現実にはあの程度ではなにもわからないということは出来るけど、視聴者はそうでない事を知っているわけで、作中キャラは被創作物にして主人公という特権を生かして、もう少し察しを良くしても、罰は当たらないと思うのである。
ともあれ、池袋ウー対その他、という戦いの構図が見えてきて、三十郎のいない用心棒というか赤い収穫感覚になってきた。次回あたりより激しい戦いが見られるを期待。

BGMでつかわれるラップはけっこう聴けるできだと思うが、歌詞がなんとなく聞き取れそうなせいで、つい耳を傾けてしまい、内容に集中しにくくなってしまうのは問題。インストトラックだけで勝負してほしかった。
 あと、今は亡きオンエアウエストが出てきたってことはこれは少し昔の話なのか?