第十一話

 貴子デレデレまりやデレデレ、貯水量の大きいダムはいったん亀裂が入ると、あっという間に決壊する、という話。いままで友達&助言係ポジションである都合上レース参加が出来なかったまりやの本格参戦話でもある。超絶的にわかりやすい貴子さんのリアクションは、ベタだけどいいと思います。でも、それでまったく気づかない瑞穂ちゃんは鈍感もいいところ。この手の主人公の基本といえばそれまでだけど、もうちょっとなんとかならないのかとは思う。
この感じでいくと、過去を共有しているまりやのほうが優勢だけど、出来れば貴子さんに幸せになってほしいですな。黒服サングラスの誘拐組織というなにやら冗談のような人々のおかけでまりやの貴重なアベレージだった「秘密」も共有できたことだし、まりやは終生、いい友達っていうことで。 駄目?

 あとこれは本編、どころかアニメにもまったく無関係なことだが、エイジアがオリジナルメンバーで来日するというのに驚愕。ヒート・オブ・ザ・モーメント〜。(ちなみにこのグループのファーストアルバムの最終曲の邦題はそのまま『ときめきメモリアルOnlyLove』のサブタイトルに使えるものでした――その名も「ときめきの面影」。本当である。)