第五話

 二度あっただけでカイとスンミにフラグが立つのはまあお約束として、元リーダー(?)のおっさんの言っていることがよくわからなかったり、侍と戦車が出てきたり、舶来からバスタ・ライムズみたいないターミネーターが登場する第五話。

 なにがわからないかというと、渋谷サルが暴力集団になったことをおっさんは嘆いているのだが、そもそもトライブってがなんなのかってのがよくわからないから、それが間違った変化なのか自然な変化なのかわからないのである。カイたちのトライブ以外は最初から暴力集団にしかみえなかったから、なにを嘆いているのかと思うわけである。仮に渋谷のサルが暴力集団じゃなかったとすると、何でそれとは実質無縁の渋谷ワルにおっさんが一目おかれてるのかもよくわからない。実はやくざとつながりがあったりするのか?

 とか細部を気にしだすときりがないような気がするので、できるだけ無視する方針で行きますが、今回は、落書きっぽくデフォルメした街の背景がやけに目立ちました。しかも、かっこいい。全部あれでやってもいいのではなかろうか。いっそキャラもEDみたいな感じで。無理か。
 侍のおっさんは「かみさんに相談してみよう!」ってのがよかった。背景もだが全体にスタッフがノリを掴んで、余裕が出てきた感じ。戦車が出てきても警察が出てこないとかは気になりだすとやっぱりかなり気にはなるのだけど。あれが日常的な風景なら、あの世界の池袋には一般人は近づかないと思う。

 しかし侍にしてもバスタにしても、主人公チームがどうやっても太刀打ちできそうにないやつらばかりだな。サイボーグだって、カイ一人じゃどうにもならなかったわけだし(ってあれ、あいつはどうなったんだ?)。じつはメラが主人公だったりするのか?