狼と香辛料

第七話「狼と正しい天秤」

第二部スタート。 相変わらず、教会だの銀貨の相場だのと、一見本格的な話題で話を転がしていくのだが、第一部のパターンからするとどうせ最後はどうでもよくなって終わるので、深く考えないことにする。本筋での「経済」の扱いなんて、テーブルごと天秤を傾…

第六話「狼と痴話喧嘩」

重々しい音楽とともに現れるのが上記のサブタイトルであり、それがとりもなおさず今回の話の内容を象徴しておりました。つまり、結構お気楽な話なのであったのです。 だってもう貨幣詐欺の話はどうでもよいのですもの。 そう、話の核はすでにホロ奪還になり…

第五話「狼と無力な相棒」

貨幣詐欺編のその三。本編の進行よりも主人公側の商会の眼鏡の人の眼鏡のデザインが気になってしょうがない。窓にもコップにもガラスを使うのが一般的でないような技術レベルの世界なのに、モダンなデザインの四角い眼鏡とはね。昭和初期ぐらいまでの眼鏡を…

第四話「狼と商才」

ホロが賢いというか、ロレンスが青すぎるというかの都編スタート。前回からの引きである貨幣関係のネタが細かいが、中世後半〜近世前半風のビジュアル(遅くても産業革命以前だろう)っぽいのにもうすでに銀本位ではないのかとか、うろ覚えと聞きかじりでし…

第二話「狼と遠い過去」

見れば見るほど狐娘に見えるホロ。うーむ困った。 というのはともかく、前回のクロエの話はなんだったのでしょう。エンディングの感じだと村のクロエと次回あたり出そうな町の魔法使いとホロとで三人ヒロインらしいから、今回のいんちき商人のうまい話と同じ…

第一話「狼と一張羅」

おおかみがみっの話。タイトルも狼だし、作中でも何度もそう繰り返されているにもかかわらず、耳のつき方のせいか、華奢な体つきのせいか、妖狐のようこさんよりも狐に見える。変身後の犬神モロの神みたいな姿とつながらないのは、その落差がポイントでもあ…