第六回

 非通知と夢オチと親知らずの話。トータルコンセプトは「既知と無知」というところですか。
 最近本編を見た後に原作単行本を見ると、「色がついてない」とか「背景が白くてテクスチャーも使ってないな」とかポロロッカ脳もいいところな感慨を抱いてしまうのですが、今回の極彩色の宇宙の真理とサイケデリック夢空間はことにポロロッカ脳を刺激してしまいそうである。
 それにつけても、夢の話は言ってみればギャップ萌えの極北なわけですが、音と色と動きがつくとギャップはさらに大きくなるわけで、原作通りをいっても破壊力が高まってますな。とくにきっちりしてない千里とか、普通じゃない普通とか、朝のケロロからガンダム00を経てまたも登場の斉藤千和の声でしゃべるめるとかはとてもよい。その直後のアイス何とかという声優ユニットのCMのほうが悪夢的だとか言うのは、ある意味お約束ですが、人によっては悪夢どころか華胥の夢なんでしょうから、深くは語りませぬ。
 最後の親知らずの話は、これがなんでCV持ち回りになっているかは原作読んでないとまったくわからないと思うのですが……。
その持ち回り、絶望先生は女性声優の誰がやってもそれなりに似合って杉田智和のが一番あわないのが、面白いといえば面白いが、予想通りといえば予想通り。一休さんのままで、あえてあわないようにやってるのか、変に笑わせようとくどい演技をしてしくじる銀魂パターンなのか不明だけど、糸色望のパーソナリティーは、基本的に「軽く」ないと駄目、というのがよくわかります。
 女性陣の持ち回りは、意外に誰がどれでもあうような?