第五話

最初は文化的な体育祭の話。絶望放送によればAパートは毎回試練の場になりそうだったのだがむしろ萌え強化パートだったような気もしないでもない。もっとも、絶望先生における露骨なサービスカットはむしろ萌えアニメのパロディに見える、というか、露骨なサービスカットをしても萌えアニメのパロディということで、都合よく合理化できてしまうのはこのアニメや原作のずるいところかもしれない。絶望した!

 Bパートの奈美と先生のやり取りはほぼ原作どおりなのになぜか絶望放送アニメ版にしか見えないことに絶望した!

 Cパートの恩着せの話はおそらく視聴者のうちのかなりの割合の百見さまが未来予知能力を限定的に発動させたと思われます。神谷浩史似の声の久米田康治本人か、神谷浩史似の声の久米田康治本人に似せた神谷浩史による、久米田康治によく似た人物の「弟子にエンドカード」発言を聞いた瞬間、エンディングのエンドカード担当者欄に「畑健二郎」とあることを喝破した人は少なからずいたはずなので。
 おかげで本編の印象がすっかり薄くなってしまった。絶望した! 

ローリーの新曲は後期ビートルズとT・レックスを混ぜたようなノリで、すかんちのころのようなパワフル&カラフルなポップとは方向性が違うけど、妙に記憶に残る。でも「恋路ロマネスク」のほうがいいかなあ。絵的には、正統派の今回のほうが好みだけど。