第二話

 一話目の見返し完全アニメ化につづき、全篇ポロロッカ語放送スーパーインポーズ仕様のAパート、紹介編をぶっ飛ばして絶景さんが出てくるBパート、なぜか海辺で話が進行し、このアニメを銀魂の同人誌の資料にする人のためのサービスキャスティングの一休さん登場(杉田智和の大袈裟でわざとらしく、もったりした台詞回しは、銀さんよりこういうキャラのほうがあってる気がする)のCパートと、一見さんは置いてけぼりの意匠は当然として、百見さんも置いてけぼりの意匠をも飛び出すのが第二期の基本方針なのかしら。この手の挑発的な仕掛けは、ぬるすぎればチキンとそしられるし、度を越してしまえば愛想をつかされるというリスキーな試みなので、作り手の間合いの計算力に期待したいところ。今回あたりがぎりぎりのラインでしょうか。
なお、Aパートは「吹替え版」がDVDに入りそうだが、そんなことより、字幕のためにかかれていない台詞というのは、なんと読みにくいことか。映画字幕は翻訳ではない、と言ったその道の大家の言葉を思い出します。