第一話

 ヒナギクが主人のハヤテのごとく。ただしハヤテはフルメタルパニックな彼。よくわからない格好で指揮をするお嬢様に始まり次々と出てくる変なキャラが、いろいろ狙いすぎてただのゲテモノ大全になってます。とりあえず、ラブでもコメディでも萌えでもない名状しがたきなにかである。作り手もそれらの要素で客をひきつけるつもりでつくってないんじゃないかとすら思う。
 ではどこに気合を入れているかというと、ジャイアンみたいな声でしゃべるロボットに本物のジャイアンを持ってくるとか、次回予告で早速ハヤテネタをふってくるとか、執事さんが今にも「今すぐコスパで最新作とご対面!」とか言い出しそう(それ自体がパロなのは知っているけど、ネタ元を見たことがないので、こういう連想になってしまうのである)とか、配役とか(まさか原作ゲームママだったりして)、演出かそういう面のみこだわりを傾注し、結果、屋台骨なんかどうでもいいという空気が生まれている印象。今にも壊れそう、というより、何も作られてないようですらある。まあべつに壊れようが、初めからできてなかろうが、差し障りはない感じですが。

これを見て寝るのがちょうどいいかもしれない、とその後のシゴフミを見ながら思ったり。