第十一話「日光怪道」

ユキアツホウザブロウ珍道中(ユキホウinDEEP、でもよし)。
短編集的に妖夷をぽこぽこやっつけたりしていく展開は軽くて楽しい。しかし、微妙にホモ漫画チックなのは何故だろう?

で、もちろん他のレギュラーも出番をほしいわけで、アトルと宰蔵と馬が追っかけてくるわけである(ハクオロ王とおかまはお休み)。このアトル&宰蔵コンビは、天然と生真面目というユキアツホウザブロウコンビの少女版の趣がありました。こっちを主役にしてくれるともっといいのですが。
ユキとホウの会話を聞いていた大炊頭は飄々としていい感じのキャラだけど、そのニアミスの仕方は偶然が過ぎる気もする。ユキホウを追っかけてきた妖夷かと思ったぞ、最初。

しかし同門の友が殺人者に成り果てようとしているのに、小笠原のだんなもずいぶんと余裕である。所詮ヘタレだとか思っているのだろうか? というか、仇のほうが強そうなので、そういう意味ではもっと心配したほうがいいのではないかと言う気がする。

今回初登場の仮面の忍者赤影軍団は、最初出てきてまずギャグだと思い、世を忍ぶ仮の姿のほうはなんか山川純一の漫画のキャラみたいだなあと思ってみてたら、仮面軍団に早代わりで、どっちにいってもお笑いの世界の住人なのだった。まさか、そういう効果を狙ったキャラたちなのか?

次回は宰蔵(娘姿でよりヒロイン化が進行してます)たちも合流でさらに珍道中化がすすむ模様。江戸での重苦しいムードもいいが、こういうのもいいですね。