第八話

ブラボーとカズキの修行と、人形使い編。

貴子さんの孤軍奮闘にカットアップ挿入されるブラボー&カズキのコミカルパートが、原作より比重が大きく息抜きとして効果を発揮している反面、目まぐるしくなっている気もする。

貴子さんが操られたクラスメイトたちに羽交い絞めにされるシーンは、何か原作より不謹慎な想像を可能にしているような? エロスはほどほどに? 個人的には服を破りすてたあとの肩のラインがいまいちでしたが、まあそれはともかく。

陣内との最終決戦はだいぶ削られているが、時間の都合というより、四肢切断が放送コードにひっかかったのだろう。
もっとも、このへんはアニメを見たあと単行本を読んでようやく思い出したぐらいなので、流れとしては違和感はさほどなかったのだが(殺傷シーンがロングショット過ぎたので、規制っぽい気はしたが)、残虐描写はパピヨンの指摘する「錬金戦士側の非人間性」を示す重要なシーンでもある気がするので、もう少し踏み込めなかったかとは思う。このシーン自体をすっかり忘れていた人間が言うことでもないかもしれないが……。

ときに、まひろ平野はほんとうにまともになりました。まだ時折フットワークが重いし、おばさん声になりかけるけど、それでももうちゃんとまひろに聞こえるようになった。なんというか、こう、毒――もとい、肩の力が抜けた感じ? 一緒になって実写で見苦しい姿を晒している、もう一人のジャンプアニメの妹は、出るたびに微妙になっていく気がするのですが。

ブラボーによるエンドカードがもうなにやらさっぱり意味不明。いや、おもしろいけど。
そういえば、斗貴子さんのときも意味不明になったら交代だったので、もしかするとパピヨンへの交代の前フリだったりして。