第五話

セーラにようやく仲間ができる、という話。
いじめっ子集団に殴られるシーンが昔の出崎アニメというか、具体的には明日のジョーみたい。シナリオには「殴られるセーラ。殴られるセーラ。殴られるセーラ」とか書いてあったのだろうか。いじめっ子をただの悪い子にしないのはよかった。

セーラの自閉、排他モードの理由もようやく明かされるが、理に落ちすぎていてかえって不自然。エミリー以外に友達がいない、というシチュエーション先行で話を組み立てたせいで生じた歪みだろうか? 彼女の生い立ちからすると、むしろ仲間を欲しい気持ちはあるが、トラウマで友達を作ることへの恐怖感が、というほうがありそうな気がするのだが。

 ゆかな女王様チームの善意と野中藍(関係ないけどたまに見かけるシングルのCMをどうにかしてください)のボケは、お約束だが和む。

 さて今回でいじめネタは落ち着くのかな。というか、落ち着いて欲しいですね。次の山場は「正体がばれる」あたりで、ひとつ。それにしてもいったいどうやって、過去を抹消したのだろう。 知り合いにスーパーハッカーがいるのか?