第四話

なにやら、一週遅れ的な視聴になってしまっているけれど、別につまらないわけでないのです。
 がしかし、さすがにこうも五里霧中状態で引っ張られるといらいらしてきますね。そしてそういうフラストレーションがたまっている状態で、頭の悪そうなEDが流れ出してくると印象最悪である。なにが「ろっくろっくえるえむしい!」であるか。それはロックじゃねえ! ただのポップスだ!
おっと。

ようするに、葬儀屋たちの目的であるとか、犬おじさんとの戦いにおいて、単純に撲殺できるなら、なぜわざわざ再生者を使う必要があるのか、再生した理由は? なにと戦っているのか? そういう諸々の状況を説明する時期が来ているのではないか、ということである。
同時に、主人公たちがなにが起きているのかわからない恐怖で右往左往するさまを見せ付ける時期は過ぎているということでもある。そろそろ彼女たちが目的を持って動き出す姿が見たいのだ。
真相を知る登場人物同士で納得しあっている姿ばかりを写されても困るのである。

ところで、「グレース」だし、ハーレムみたいなところもあるし、考えてみたら当たり前にアメリカなのだが、西海岸という単語が出るまで、ずっとフランスが舞台だと思ってました。馬鹿ですね。
色使いや一部のキャラクターがちょっとバンドデシネのテイストがあるとか、巌窟王がヨーロッパが舞台とかそういうことからはぐくまれる推定はただの先入観の産物なのであるから、惑わされるほうがいけないのである。