第四話

 よせばいいのに捜査本部(というかL)にモーションをかけまくるライト、という話。自爆行為だとか言ってはいけない。それを含めての「面白」である。監視が消えるまで目立った行動をしないでいれば不戦勝であるということは、まあ誰でもわかることなわけだけど、それでは「退屈」であるのだ。なんだかんだでかまって欲しい男、それが夜神月である。

 今回の見せ場は言うまでもなく、バスでの話だけど、どうなるかみんなわかっていても面白く見られるのは原作もののアニメとしては大成功といえる。あるいは原作既読ゆえに、ごちゃごちゃした説明を頑張って咀嚼する必要がなく、落ち着いて画面に向き合えるのかも知れないけれど。

 中村獅堂は長い台詞はやはり駄目。テンポもいまいちだし、そもそも声量があの大きさの生き物ののどから出ているものじゃない気がする。