第二話

対犬おじさん編の続き。
死んだとか仮の命とかがどういうことなのかが見えてくるかと思ったらとくにそうでもなく、とりあえず彼女らの置かれた状況の過酷さだけを伝えて終了。
カットバックで非日常の夜と日常の昼を交錯させて、非日常に巻き込まれたことの悲劇を強調したりする演出や、繊細な心理描写はいい感じ(新谷良子の芝居が個人的にはなにか新鮮)。もしかして毎回入れてくるのかもしれないラストのミュージカルパートも必然性には乏しいが、悪くない(らぶドルと違って、全篇ミュージカル仕立てでも作品として破綻しなさそうである)。
ミュージカルの雰囲気のよさをぶち壊すタイミングでシームレスに入ってくる頭の悪そうなヘナチョコモダンへヴィ青春パンクなエンディングの歌は前回以上に印象最悪だが。