第一話

キアヌ・リーヴスがDV男の役で出演していたサム・ライミの佳作を設定とキャラクターとコンセプトとシナリオと内容を入れ替えてのアニメ化。ダカーポのリメイクでもある。

 冒頭から主人公になにやらえらそうな口を利かせ、視聴者に反感を持たせるつくりになっているのが面白い。もちろんそれだけでは、皆テレビの電源を切って寝てしまうので、こまめにパンツを出す気配りを忘れないのは正しい。パンツさえ出しておけば、絵に描いたような魔法使いが空を飛んでいても、近所の野良猫の暴走程度の驚きでしか迎えられないような怪奇現象もごまかせるというものである。
登場人物がどこかで見たようなキャラの寄せ集めだったりすることも、萌えの前には何の関係も無いのだ、たぶん。

作中でギフトは一生に一回きりとか言っているがもちろんそれは嘘で、そんなにレアな能力なら、たかが入学式イベントのために、使うはずは無いのである。あるいは、ほとんどの人が考えなしの幼少時にあっさり使ってしまっているはずだ。
主人公がなんの策もなくギフト暴走を止めるべく動き出すと,超都合よく親友が出てきて「心当たりを知っている」といってくれるのも主人公の幼馴染が事件の鍵を握る人と知り合いなんものももちろん、一種のギフトである。

次回からは髪型にギフトが必要なヒロイン登場だが、果たして彼女は音無なのか桜なのか。