第十一話

 パーティが立ち寄った町の、廃屋の怪しい地下室の秘密を巡る話で、連続性に乏しい道中ものの一編かと思っていたら、人狼一族の先代と当代の確執を巡る物語がいきなり浮上。なにやら長く続く脇筋になりそうなのだった。銃士付きの狼も人狼なのかね?
 確執の原因が独立国家(一族?)のあり方という、サンドリオンの話なんかよりもよっぽど奥が深そうで本筋みたいなのは、わざとなのかしら。