第十一話「ルイズの結婚」

ワルドが悪い人!わー意外!

いかにも当て馬な奴が、やっぱり当て馬、どころか設定上もまったくルイズに害なすものであるというのは、あんまりにベタでさながらの駄目少年漫画のパロディのようじゃ。

しかし、そういうところに限らず、ワルドがあっさり悪役宣言したり、王子が出ててすぐ死んだりと、話が流れ作業的に進んでいくのはなんなんでしょうか。ワルドのほうは、視聴者には悪とわかっていて、ルイズは知らない、というシチュエーションはサスペンスのネタとしてはけっこう美味しいはずなのにまったく活用してないし、出たら死に王子とその仲間も間抜けな集団のようにしか見えない。残り話数の関係で手折ったのかも知れないが、もう少し起伏のある見せかたというのがあるのではなかろうか。