第十一話

 作画、というか動画が怖かった回。シナリオ上は間違いなくあったはずのりんごが舞台の壇上に乱入するカットがないとか、最後のりんごと草太の小芝居のところで笑い声がしているのに、うつろな顔で立ち尽くしている生徒たちが怖すぎる。

 話は現実世界からはなれたせいでただのお荷物キャラになりつつあるりんごをどうにかすべく、彼女の積極性に焦点をあてる。でも結局、りんごは引き立て役に終わり、白雪がおいしいところを持っていくという、ちょっとなにを考えているのかわからないプロットでした。