第二十話「イェル、シズノ」

 月ねえ。状況を説明するためだけに仮想現実の月のイメージを作り、そこに列車を走らせるシマ&シズノは実はけっこうお茶目な人たちであるけれど。やっぱりばれたらどうしょうもない場所に自分らの希望を置くのは戦略的にまずいと思うのであった。あと、この特別扱いが示すように舞浜にはまだ別の秘密があるようでもあるし。
 そして、案の定シマの信用度はがた落ち。部下たちにハッキングされるまでになっていくのであった。当然ですね。
 シマ的にそれもすべて「計算通り」ならいいのだが、そうでないならどうにも頭の悪い作戦ではある。最終決戦間近だからなりふり構っていられないということなのかもしれないが、やっぱり、部下は手駒としか思ってないリーダーって微妙。あわれハーマイオニー

 舞浜サーバーの近くにあった「シマの大切なもの」って何だ? 本体とかか? 過去の記録が無いというのと、シズノの言動からして、シズノと司令のふたりはサーバー内にのみ存在するキャラクターという可能性もあるのだが。
 なんにしてもまだまだ謎をばら撒いてひっぱるわけで、あと6話ぐらいでまとまるんだろうか?

 ビフォアのキョウは今のキョウとはキャラは違うのに頭が悪そうなところは同じ……記憶はリフレッシュできても性能は変えられないということなのですな。