第十九話

Aパートは前回のフォロー話――沢近いじりとも言う――は表情豊かな沢近が楽しい。播磨もこうやって見るとめっきり便利キャラですね。天満ほどではないにせよ、ほとんど主役とは言えない状態である。アルバイトの話はもっと膨らませてもよかった。

Bパートは旧校舎でのトラブルの話。原作での読者の最大の疑問、一階から見たらどうなっているのかに応える素晴らしいつくり。
 それだけかい、ともいえるけど。

Cパートは東郷にエロトリオというヒジョーにどうでもいい面子による、ヒジョーにどうでもいい内容だった。株を上げたのは、まったくめげない東郷ぐらいか。
 しかしいったいなにを狙ったパートだったのだろうね、これ。女性ファン? いや需要があるのか? 奈良と東郷は兎も角、他の二人は……。
 ともかくこのエピソードの時間は他のエピソードのいい意味での暴走に費やして欲しかった。