シムーンの謎の追求と前回の話のフォローを狙ったつなぎの回と思いきや、なんかとんでもないことに。
ゴーザ様は「偏在するもの」で、「泉」は時間と空間の拘束を受けないとは、そしてラストのあのキャラの登場――というか死に方――を見るに、複数の時空すら行き来するものであるらしい!
くりかえすが、とんでもないことである。こうなるともう、単なる一国の存続を巡る話では終わらない――否、終わってはいけないのだ。はたしてこのさき道を踏み外さず、作品が要求する物語を語りきることできるのか?
いま、頭のなかでは、不安と期待を螺旋のリ・マージョンを描いております。