第十四話「戦禍」

シケリぺチム編。
 バトルシーンはうつのみや理っぽい(本人ではない)デフォルメ多様動き重視の作画で速さとかっこよさが両立してた。子供を助けるエピソードは、戦争被害者の悲哀の強調とエルルゥにも見せ場をという意味合いもあるのかもしれないが、ちょっと作為が目立つ気もしないでもない。

 王様は相変わらず声が微妙というか笑ったり叫んだりするときがまずい模様。無理している感じだ。

 で、一対十の国力差で、消耗戦を強いられ、反撃としては一点突破で敵将を叩くというやりかたになるわけだが、地理的にはそれはどうなんだろうか(王城はすぐにつくのか?)と、若干、気にならないでもないが、カルラたちがいれば無敵――これはちょっとズルっぽいが、まあいいや――なわけで、おそらく来週あっさりヴィルフォール王様と相対するのでありましょう。よく考えると部下にさえまともに一対一の戦いで勝ったことがないハクオロにあの王様が討てるのかとも思いますが、主人公だし平気なのでしょう。真の黒幕っぽい翼人が裏切ったりして……ってこれじゃ最初の王位簒奪と同じ話だな。前回の黒い影がなにかするというパターンである可能性もあるけど。
 まあ次回でこの話も一段楽するようなので、そちらの締め具合を見てからかねえ。