第十話

キャラクターの見分けがついてきて、各話毎のコンセプトが明確になってきたら、ずいぶんと面白いではないですか。馴れでしょうか?

 詩集でも出しそうな名前の貴族(やっぱり伯爵家?)の娘とその使用人、という一体いつの時代の話ですかといいたくなるような組み合わせの、過去の因縁とその解消劇。
 そのメインプロットは、二人をパルにするために、彼女らが取り残される流れなんか、いささか出来すぎな印象なのだが、そこに至る心情描写がまずまずなので、まあいいやという気になります。

 のんきなタンゴも神への祈りをバックアップする賛美歌と思うと、違和感もない。そう、彼女らは戦っているわけではないのだから。

 細部では当たり前のように窓際を確保しているネヴィリルが楽しい。実は抜け目無いな? アーエルは今回ぐらいの出番のほうがいいような。
 ドミヌーラはネヴィリルとは正反対の位置にいる重要キャラみたいだが、さて、どう展開させるのでしょうか。見当がつきません。

 そうだ。鼠は本当に食材になったのでしょうか? まさかねえ(キャラ的にギャグに聴こえないから怖い。料理しているあの時点では仲直りしてないし。まあ料理好き的にはやらないだろうし、自分も食べてたしね)。