第九話「世界のかなたの森」
第四部である。
本館の日記を参照してもらえればわかるが、原作を全部読んでしまったので、見方がすこし(どころかかなり)変わってしまうのであった。
で、話を飛ばしまくっているわりにはそれなりに意味が通るようになっているのは、ちょっと感心。でもやっぱり、ふくらみに乏しいというか、脇キャラたちが本当に背景になってしまっているのはまずいなあという気がする。特にあかがね色の髪の乙女をめぐるエピソードがすっぱりないのがもったいない。次から次へと重要人物に「偶然」遭遇していくのは、まあ仕方ない・・・…かな? やっぱり一クールは短い。
細部でひっかかったのはルー坊のデザイン。あんなギズモかピカチュウの親戚みたいなデザインでいいのか? そもそもユニコーンが四足ではない設定はどこからきてるんだろう? ブレイド連載中の漫画版でそうなっているのかな。成獣のユニコーンはさながら角のあるトリウマ(by宮崎駿)である。
そのルー坊が蟲を喰う話は……まあそんなことをやっている暇は無いですね(出店のものを勝手に食う描写がその代わり?)。
さて次回。予告でルーンを出しているのはどうかと思うが、それ以上に気になるのは「竜」をどう見せるかですね。