第十二話

ビンスの正体がリルの知るところとなり、彼らはビンスのルーツを探ることを決意する……と、ようやく物語っぽい雰囲気になってくる。
だがしかし、シナリオはしょぼしょぼなのさ。盛り上がった期待は崩れていった。バトルはたるくドラマはどこかに行ってしまった。期待は崩れて退屈が残った。その様子はまるでセンスのない変身スーパーヒーローもののようだった。

 もうちょっと丁寧にいうと、今回のドラマパートって「わたしは○○です。だからこうします」「私は××です。だからこうします」とキャラが言いあってるだけなのである。青年の主張大会じゃないっての。
 唯一面白かったのは、オカマロボットのアプリを停止させるくだり。オカマ自体に悪意はないがあのオカマキャラは気持ち悪かったので、このまま復活しないといいねえ。

 ピノはかわいい(逃げているときの声は、機械が恐怖とあせりを擬態しているということなのはわかるが、微妙)。リルがいつまでも変な髪形と隈取をやめないのは視聴者にいつまでもピノに注目して欲しいからなのだろうか? ビンスも趣味が悪いですね。