第五話「その 思い出のクローバーは・・・」

 藍華とアキラさんの話。最初、晶が晶と認識できずに混乱。髪型が違うのは片づけ中だからとしても色も違うような気がする。光の加減で違って見える、という表現なんだろうか。

お話自体は、いまの藍華の悩みもかつての晶の焦りも、その解決も単純かつ安易。「他人は他人自分は自分」も「努力の天才」も、いいままのシリーズでやってたか、やっててもおかしくないぐらいありきたりで、わざわざ一話まるまるつかってやるほどでもない話題におもえる。過去編の二人はそれぞれ今と違う可愛さがあったから、それを見せるための方便と考えればそう悪くもない気はするが、中盤のどんよりした雰囲気を是認できるほどでもないような。原作が最終回近いから、こちらもあわせて完結させるつもりで、ネタふりしてるのかもしれないけど、それははたして一回ごとの面白さを放棄してまでやるものなのかどうか。え? それがオリジネイション?(意味わかりませんが)

 ええとまあ、ようするに、最初のパンを食べる場面がとても美味しそうだったってことですよ。遊んでばかりだと見てて不安になるが、仕事や練習に熱心でも見ててあまり面白くないということをいまさらながら教えてくれた回でありました。