第百六十話

ようやくまともなエピソード。
 タイトルそのままの内容だが、内容は原作そのままということはなく、夏美小雪の出番をつくったり細かいエピソードを増やしたりといったオーソドックスなアニメ向けアレンジがされている。特に「最終防衛線」関係の人情落ちぶりは――西沢ママの主導権が八割増――は、良い意味で漫画以上に生暖かくて和む。しかし、お母さんの顔の豹変振りがこれまた漫画以上で、こちらはいささか怖かった。まあ、アニメのキャラクターデザインでやるとああなってしまうのはわかるのだけども。