第五話「さがして、くまくま」

 世の中に絶対無理ということが絶対無いかというと絶対有るわけですが、それはともかく、今回はちっこい人の話、なんか同じようなちっこい人がいぬかみにも出ていたような気がする(声も確か同じ)が、それもまたともかく、そして、永澄――じゃないイクトにもドリトル教授のスキルが発現。うーむ、ここは本当に地球なのか。なんかますます、臨死妄想の世界説の信憑性が高まっていくような。いや、理屈を無理やりつけるなら、頭を打って変な回路が開いちゃったって感じなのかしら。
 ストーリー的には、ちっこい人とイクトとの交流を軸にして、すずのイクトへの気持ちがちょっとづつ変化していく様子を描いたのがミソであったかもしれない。
 にしても、動物どもの鳴き声とかは限りなく「りぼん」とか「なかよし」なんか向けだよなあ。本来の対象視聴者であるはずの中学生向きですらない。そういう子供向けテイストをあえてやっている、というのを、もっとうまくネタに使えればいいのに。