第三話

 ようやく真紅も変身。工場廃液噴射に続いてどろどろした白い液体が顔にかかるとか、ねらいすぎなのはちょっとあれだ。
 黒ロリとか白ロリとかそれはそういうコードネームなのかい。せめてジャスティスとかムーンとか呼び合って欲しかった。ってか、「正義」の次が「月」ってどういうセレクションなんだろ。正位置でもネガティブな意味のカードのヒロイン……。「節制」とかなら皮肉が効いてて面白いのに。
 
 お話自体は敵が来てやっつけるの安直パターン。ワンクールもの(だよな)故の、敵方の接近が早く、話がじゃんじゃん進みそうなのが特徴といえないこともない。なんにせよ、猫が主人公陣営に来たことはよかった。探偵の設定は切なすぎ(まさか雇われだったとは)。

 あとこれ、あくまで主人公は小十乃ちゃんなのね。オクトーバーの十も彼女の名前からきているかもしれない。