第一話『ロリ変身! 少女がゴスロリに』

 頭の痛くなるサブタイだけど、中身はどっちかというと、土日の朝に屋ってそうな内容。キャラテロップにルビが入るのは、それを使ったギャグ(ルビが本文と関係ないことを表示する)とか可と思ったけど、ただのルビで、もしかすると本当に子供向けに放映するつもりだったのかもしれない、と思わせるが、たぶんそういう「子供向けアニメ」風というギャグのつもりなのだろう。タロットカードで変身とかもその流れ(そして当然のように、DVD初回特典でカードがつく)。
 中身はないも等しいけど、メイン二人のキャラをきちんと印象付けた上で、葉月じゃない、コトノがこの事件に熱心になる理由がちゃんとあるあたりは良心的なつくりといえる。
 しかし、もう一人が出てくるたびに脳裏でローゼンメイデンのサントラが鳴り響いてしまうのがとどうにも困ります。
 変身シーンは、黒い液体が絡みつくあたりまではまだしも、工場廃液の排出みたいなのりで上から降り注ぐのはどうなんでしょうか。背徳の力がどうとか言っていたから、なにかアダルトな力かと思ったらただのジャスティス。どういうこと?
 次回は、真紅と蒼星石の変身が見られるのでしょうか?(OPを見てると、蒼星石のほうは心臓観たいのを握りつぶしていたような・・・・・・)

 それにしても今回の犯人の、妙に生活臭が漂っているマジシャンはなんかかわいそうだ。子供向けにこれをやると、現実社会の問題点(権力と金のあるものは、なんだかんだで逃げおおせることが多い)を暗に教えることが出来て、あるいは教育的であるかもしれないですね。