第七話「ラヴィニアの素敵な挑戦」

前回の予告とこの細部タイトルでまじめな内容を考えるのもおかしいが、その予想は覆されることなく、もはやレトロとも言えるお色気コメディがメインなのだった。でも一番面白いギャグはラヴィニアの妄想や失敗よりも、全裸疾走の周回数が増えていくネタでしたが。

で、全編おふざけかと思うとそうでもなく、敵の追撃が終わってないことや、セーラの精神安定剤がスクラップにされそうになったり――ようするに、かつてのペンダントの悪夢的な再演ということになるわけである。もっともあれがないとロボが動かないので今回は絶対見つかるわけだが――と、シリーズ的に極端に浮かないような工夫もなされているのであった。まあ、正直言って、ラヴィニアの暴走はこの半分の分量か、半分のエロスで十分だったと思うし(いきすぎたサービスはサービスではないのだ)、むしろゆかなキャラたちの休日パートを見てみたかった気もするんだけど。
 
ともあれ、気がつけばもう半分を過ぎているわけで、これひょっとすると、訓練艦に乗ったままで兄との決着がつき、宇宙戦争とかそういう壮大なネタは全部放置で終わりそうな気が……。
 次回のキーパーソンたるエミリーオリジナルは、今回はちょっとかわいいかったがしかし、ポッドの運転技術はどこから? 命令は音声入力であとは自動操縦とかなのかしら。