(PCGame)ホロウ覚書(その9)

結局アニメに追い越されてしまったわけだが

とりあえずエクリプス。
といきなりおしゃれ!

・曖昧な意識、曖昧な自己のまま、
 見知らぬ部屋で微睡(まどろ)んでいる。

・……目をこらしても何も見えない。
 きっと、見えない以上そこにはなにもない。

・ここはそういう場所だと、泥のような意識が悟る。
 知性が半ば石化している。

文章を書く知性が石化している。二行前に泥ってかいているじゃん。

・ここがどこなのか、いまがいつなのか。
 確かな軸を求めるコトはあまりにも意味がない。
・確かなもの、重なり合う肌の甘さだけだった。

こら意味がないんじゃなかったのか。

・この間違いしかない世界(部屋)で、唯一の綻びを見つけたような。

そして理性は消えたといいつつねっちり理性的に女性陣の裸を観察描写する主人公。

・胸の奥が塞がるように、期待が咽喉に詰まっている。
・理性はますます、あの目によって、小さく小さく折りたたまれていく。
無くなったものを折りたたむとはこれいかに。

・体より先に、感覚(いしき)が倒れこんだ。
・眼球は脳に突き刺さる快感に、涙を流しそうになる。
・涙が乾いた頬を伝う。
・撫で知ろうとしている
・それはあたかも手綱と鞍を、鐙と蹄鉄を我が身に纏わされているような緊縛だった。
・細胞の一個一個が走りたがり、神経の一本一本が痺れ沸き立つ。人を止めて走獣と化し、千山千里は瞬く間に過ぎ去り、飛び行く風景と逆風の快絶に痴れる。

作者が乱文に痴れている。

・声はすでに忘れ、嘶きと咆哮で喉は張り裂けた
・内臓が快感に溶けて、繋がりあった体から漏れ溢れたがっている。
 頭の中がぼやけるような多幸感。

長ったらしいエロ話終了。文章自体がある意味ライダーの幻術である。理解しようとすると頭がふらふらする。

ループへ戻る。謎の洋館の15ゲーム。つーか真ん中が空きのゲーム?
桜と買い物。想定問答に対して、がっかりではなくすねている、とは面白いですね、

ミックカーンのトゥースマザーが終わったのでRTFの74ライブをかける。アルディメオラが燃えている。

ライダーとデート。

・傍目からでも分かるほどに態度が硬直していく。
君はいつから第三者になりましたか。

そして映画と称して、なんか変な人形劇が始まる。
なんつーかこうノリが限りなく同人誌。
ってか、劇場版というの名の予告編って何よ。クーラーのいる季節に読めばよかったと思う。
しかしライダーの本持ち方なってないな。あれでは指の下の文字が読めないではないか。

・心臓が過剰出力に潰れて、耳まで真っ赤になっていた。
意味わかんないし、君は小学生ですか。

・思わず360度を猛烈な勢いで索敵してしまう。
 誰かに見られていたらもう泣き出したい、というのと。
 どこかに俺に救いの手をさしのべてくれる主はいないかと。
索敵じゃないし、思わずでもない。

・足下がゼリーか、飴になってしまったみたいだ。
・それは店員さんが職業柄鍛えに鍛えた美辞麗句で褒め称えてくれるところです!
さりげなく店員をくさす主人公。美辞麗句は褒め言葉ではありません。
それに、下着売り場ぐらいでがたがた言う高校生って(これはTH2でもそうだったな)て。
ともあれ、寒いデート終了。

今度はランサーに協力要請。
今度のBGMはSPKなのですよ。

あれ、教会はもう行かないはずだったのに、ってランサーとか

「時間よりちょい早い」と言うランサー。腕時計でもお持ちなので?
英霊は体内時計が正確なのか?

・手を伸ばせば虚空(ソラ)をかき出せそうな暗天の中、
・何度目かの同景。
相変わらずの造語狂である。

ランサー間合いを計る、手で! 君はどこの幼稚園児ですか。
目測能力は無いのか。大体因果逆転の槍なんだから、どこから投げても変わらんだろうに。

・女魔術師は戦意を見失っていた。
この文章自体から「見」を失ったほうが得策です、日本語的に。

・一言に付す。
なにゆえこう次から次へと不思議ワードを作れるのだろうか。
一笑に付す、なら知ってるんだけどなあ。

術者に敗走を許さず、被術者に退却を許さない結界の登場。
金網デスマッチみたいなものですが、必勝を確信している人間にそんなものが必要なのか謎。敗走など、前提外だろうに。

相手の武器が当たってから、時間をさかのぼって相手をしとめ、相手の武器があたらなかったことにする、タイムパラドックス上等なファンタズムチック投げナイフに、あたらなくてもあたったことにする槍。
なにこの矛盾の総合商社。

・イナズマのごとき一刺しは肋骨をすり抜け心臓に被弾した瞬間、千の棘となって女魔術師の内部を殲滅する。
刺すけど「弾」で、棘ですか。
内部を殲滅って内部は複数ではございません。各臓器、各細胞、各神経ということなんでしょうか。内部を蹂躙ならまだ解るのですが。

フラガラック敗北の理由がわからない。
因果を逆転する槍が放たれる前に術者を殺してしまえば、心臓を貫くという結果を持たなくなるのでは?
もっとも、常に後出しというフラガラックの性質を考えるならば、「順序を入れ替える」ことをする前に、結果固定の槍により術者が死んでいるので、フラガラックは発動しないわけだが。

フラガラックは術者が死んでも動くと仮定するとランサー死に損。どころか、この場合ほぼ無敵。最強の宝具である。
そうでないなら、バセットがただひとり死ぬだけである。どころかこの場合、人間の対応速度を超える攻撃にはまるで勝てないへタレ宝具になる。

さあこまったぞ!
さすが後出しキャラ!

しかしこのシークエンスの語り手はいったい誰なんだ。

・余命が半分ぐらい減ったけど、
パーラーメェータァー(あるいは、死神にだけ見える人間の顔の数字)

なぜか死ぬランサー。
フラガラックは「放たれなかった」はずなのに。

それからその変な傷はなんだ。肩がどうしてその高さにあるのだ。肩を支える骨が砕けているはずなのに。いやサーヴァントは人とは違う骨格構造をしているのか。外骨格とか。

ようやく大詰めかな。

長くなったので以下、明日。