第七話「ときめきの告白」

 安定した面白さ。サブタイトル(及び前回の予告)は限りなく詐欺だけど。

 なんと告白するのは青葉くんで、相手は天宮さんなのだった。
 と、こう書くと、なにやらかなり唐突で強引な展開のように思えるだが、そこを偶然とか運命展開にできるだけ頼らず、蓄積してきた設定(生徒会とか先生の異常なキャラ)で解消していくのがこのシリーズの楽しいところ。

そして、悪魔のようなシナリオの翻弄の結果、二股状態の青葉くん哀れ。春日さんは結構本気なのだった。よく考えると、可愛い(という設定)だから許される、ひじょうに身勝手な恋人関係であるような気もするが、まあそこはおくとする。ちなみに、いちいち違う私服や、自宅での描写がほどほどでなくエロス。パンツを描けないテレビ東京での放映というがむしろ製作者の表現能力を高めているような気がする。

 かの天宮さん(伝説は期待通りどんどん変になっていく……)を狼狽させた、青葉くんの「好きだ」は体育祭でのフラグ立てが功を奏したといえないこともないけど、ようするに、すごい演技力だったのですな。

 そういえば、横で見ていた春日さんは事情がわかっているのではなかろうか。いやむしろ、青葉発言に対してでなく、天宮さんのリアクションに驚いたということなのか。

ところで、黒蜥蜴先生は月影先生でもあったが、声優さんがノリノリでなんかいい。
ひよこは嫉妬しているのか? またも登場の斉藤千和購買員さんもノリノリ。
そして、MMRの人はついに例の台詞を言ってしまった。
堂島くんは、俺は天宮を守るとか誓っていたのはどこにいったのであろうか。完全にキャラが壊れてて面白いけど。
猫飼いの犬飼くんは、予想通り、桃さんとはなんにもなく、青葉くんと接近しているのでありました。