第三話

宇宙学園編の二、そしてセーラが専用機をゲットするまで。

お兄さんが戻ってくるのがずいぶん早いなとか思ったが、考えてみると一話は一応あいているのだった。でもまあ早いけど。エミリーとお兄さんのところのラピスラズリが共感して惹かれあったと見るべきなんでしょうかね。

イザベラ(だったかな)は宿命のライバルキャラかと思ったら、あっさり雑魚死にしてしまったのでありました。やたらと高速展開なのは、一クールだから飛ばしているのか、まだまだ序章だからなのか、さてどっちであろう。

今回の肝、エミリーのセーラのミミック化と新型ストレインの起動は、前回からの、もうお約束といっていい展開なわけですが、ここでさらに溜めに溜めて、味方の描写を積み重ねて危機感をあおる構成が素敵だ。発進するかどうかではなく、味方の危機に間に合うか(どれだけ助けられるか)、がサスペンスの源になるわけ。とくに、メインキャラなのでこの段階で死ぬはずがないゆかなキャラ(というかまあ次回予告で生きているのは確定しているわけだが)が、向かった先が兄様ストレインというのが効果的で、彼の問答無用の殺戮機械ぶりは既にたっぷり印象づけられているので、機体レベルでは無事ではいられない可能性が大と思わせるのである。
ここは素直に乗せられて、次回を楽しみに待つとしましょう。

そういえば、このアニメOPが上野洋子であることにいまさら気づいた。クレジットは上野洋子でもアスタリスクでもなくYOKO名義(ハピネットのアニソン用の名前なんだろうか?)だけど。
曲のほうは、アレンジはやや薄手だが、印象としてはいつになくケイトブッシュ風で、あんまりスペースオペラとか相性がよくない気もしないでもないが、曲自体はいい雰囲気である。エンディングも自分で歌ってくれればよかったのに。