第四話

ジャンプで連載中の矢吹健太郎の漫画のヒロインみたいな幽霊が登場。

死んですぐ発見されなかったのなら腐ってたのではないかとか、セオリー的にはその発見された状態出てくるべきなのではないかとか思わないでもないが、これはそういうアニメではないのでそうはならないのであった（これが、もうちょっとスラップティックコメディよりの話だったりすると、気を抜くと腐敗状態になるとかありそうだけど）。

お話としては、序盤の怪談ネタから、ちっこい人との添い寝ネタ、そして幽霊登場と萌え系のサービス展開と段取りがちゃんとかみ合っているのがいい。
テーマ的には理事長の遺言の理由にかかわる話がちょっと出たのがポイントか。件の幽霊のお姉さまであるエルダーが瑞穂の血縁なのはほぼ間違いないが（前理事長つまり瑞穂の祖父も女装してたり？）、それがどうして孫の女装潜入につながるのか、という。ミッシングリンクを補うには、なにか相当な論理のアクロバットが必要な気もしないでもないが……。

貴子さんは、今回も一番ヒロインらしかった。まりやは瑞穂の不行状（と誤解した行為）を責めるくせに、自分はその火種になるような格好（実質パンいちのようなネグリジェ）でうろうろしているのは、彼が自分にたいしては決して欲情しないという自信がある、ということなのだろうか。

あと、アイキャッチでひげのことを視聴者に思い出させたのはどうなのだろう。黙っていれば、瑞穂君は限りなく女性に近い体質であるのだと、視聴者が勝手に補完してくれたかもしれないのに。