第三話

 がっちりまじめに第一巻消化。律儀すぎて窮屈だが、これで文句を言ったら罰が当たる感じである。やたら多い台詞も、どうにかこうにか押し込んで、かつ一話目よりは自然に見えるし。エルルゥ斗貴子さんはちゃんと凛々しいし。

 それにしても、まひろの、物事に動じないというか、やたらと抱擁力のあるというか、ボケの激しいキャラクターは原作後半に合わせての改変なのかしら。これはこれでいいけど、ときにこの学校はブルマだったのか? といういらない疑問が脳裏を駆け巡りました。携帯とかはあるけれど、作品世界の雰囲気は妙に古いから、昭和が舞台でも(つまりブルマが普通でも)おかしくないという気はするがしかし。
というかカズキはブルマをはいたのか? そしてこのまひろのキャラはやっぱり新谷「ミルフィーユ&ジャンプウ」良子向けだと思うのだが。平野綾だと、フットワークが重い。

 蛙の人と薔薇の人は、原作どおりに出番も扱いもあっけないが、どっちももっと活かせそうなキャラではあった、と見ていて思った。特に薔薇のほうは、原作を知らない人には数回にわたって出てきそうに見えたのではなかろうか。
 まあそうやってキャラを掘り下げていくと二十六話じゃとても終わらないけど。

 さて次回からが本当の『武装錬金』の開始、になるはず、である。