第二話「対決」

対L戦スタート。
高度な読みあい、と称するむちゃくちゃな後出し合戦の開始でもあり、ライトが本人が思っているほどに賢くないことがちゃんとギャグとして笑えるようになってきて、作品の方向性がはっきりするあたりでもある。さて、アニメでもハッタリ合戦はわくわく出来たし(もしたまたまライトがテレビを見ていなかったら、とかは考えてはいけない)、あっさり手玉に取られるライトはちゃんと笑えた。お見事である。

しかしやっぱり中村獅童の声は慣れない。なんというかうすっぺらい。死神という存在が連想させる異物感ではなくて、ただ作り声を出してますという感じの非実在感なのだ。結果、何をいってもどうにも楽しくない。原作では少なくても第一部は最大の萌えキャラだというのに、さっぱりかわいくないのである。ドラマ的には、三船敏郎志村喬が必要なように、ケヴィン・コスナーとブラッド・ピットとキアヌ・リーヴスにモーガン・フリーマンが必要なように、熟練とはちょっと違う宮野ライトを支える声で無いといけないはずなのに。

 まずいといえば、妹の工藤晴香もちょっとなあ。武装錬金の妹といい、ジャンプの妹キャラはどうもミスキャストが流行っているようである。