第七話「ガーゴイル」

ロシア行。
しかしどうにもこうにもしゃっきりしない。淡々と旅をして、追っ手の追及をかわし、罠を見破り、待ち受けている敵を倒す。それだけなんだもの。
作っているほうが「カリオストロ伯爵」という名前を出しただけで満足してしまったような印象すらある。
デュランと先生のやり取りは結構面白いが、ああいうのは全体の息抜きパートで見せるべき面白さであって、それがメインになってはまずい気がする。犬のゾンビとの戦いのシーンはそこそこに迫力があったが、一番見せるのがデュランの二刀流で、ついで居合切りのような瞬殺を見せる先生と、主人公の影が思いっきり薄いのもどうかとおもう。せっかくのリア変化も、いまいち盛り上がりにかけるし。
この調子で語の本来の意味でのヤオイ路線を続けられるときついものがあります。