第五話「トリステインの姫君」

 吉田さんが王女様になって転生してきました、という話。

川澄綾子で王女というとラフィールですが、そういえば最近ああいうタイプの川澄キャラ見てないなあ。

 というのはともかく、このお姫様もまたサイトにホの字になるのでしょうか? それともサイトやルイズが今後遭遇するであろうトラブル(とくに社会構造に起因する奴)を最高権力という名のご都合主義のもとに解決してくれるデウスエクスマキナの萌えキャラバージョン?

 品評会と盗賊フーケを巡るエピソードはどっちもかなりいい加減。前者はもったいぶったくせにサイトは笑われるだけで、フーケの話のイントロになってしまう。といってフーケの話が面白いかというとそうでもない。あれだけでかいゴーレムが宝物庫を攻撃をして、誰も気づかないってのはよっぽど凄い魔法で隠していたのでしょうか? このアニメのホグワ―ツの面々は封印しただけ満足するような阿呆な集団なのか? 武闘派のメイジを待機させておけばよかったのに。

 サイトの力については、視聴者にはおおかた見当がつく(たぶん)ようになっている反面、登場人物たちには毫ほどにも見当がついてないみたいなのが、何かストレスが。このズレにどういう意味があるのかしら。

 しかし王女様が見方になったら、貴族/平民制度打倒展開は無理だなあ。緩和ぐらいか? あるいはサイトにも力があるからと擬似貴族化か?