第十三話
いろいろな意味で空回り、としかいいようがない。
ようするに原作が駄目なのを、そのまま頑張ってアニメ化しても、やっぱり駄目なのである。
天満の夢は、キャラチェンジ系のギャグとしても天満の心理描写としても微妙だし(特に後者はまずい、あれが願望だとするとかなりいやなやつだ)、播磨の夢とギャルゲー妄想は、前者は寒いし、後者はあれは播磨がギャルゲーに詳しいやつってことになるのか、とか妙なことに。
そしてさらになんともいえないのが、誕生日デートで、塚本さん、いくらなんでも五桁の料理をおごってもらっている状態でポイポイおかわりするかね。値段読めるだろうに。いやギャグとしてもちょっと笑えない。
あと、この辺、高野いる意味ほとんどないよなあ。原作には無いが、高野が実はフォローを考えていた、という風にしておけば、存在意義にもなるし、展開の無理(天満達の暴走を見逃す)も何とかごまかせて一挙両得だったのに。
このアニメに限っては「原作通り」は出来るだけ使って欲しくないところである。
使えば使うほどつまらなくなるので。