第十一話「崇殺し編 其の参 境界」

さて、遊んでばかりで、でも勉強も出来る圭ちゃんは凶器を振り回すジャックニコルソンになる、という話。

 どうやらこの「崇殺し編」は全五話らしいが、ちょうど真ん中に「境界」というタイトルが来たのはわざとなのかしら? 

 しかし今回の圭ちゃんの犯行は、原作でもかなり無茶な計画であるにくわえて、それを練る過程や実行時の計算をすっぱり落とすと、ただの馬鹿にしか見えないですね。
 ママさんとの推理小説についてのトークもいきなりすぎて(まあ「原作通り」ですが)違和感がすごい。せめてどこかで本好きの設定を出しておけばよかったのに。それにしても、完全犯罪が完全犯罪のまま終わる推理ものもないわけじゃないわけだが、そこはいいや。

 そうだ。とっとと「解」をやらないと。