第九話「禁忌」

戦乱編である。
 三倍の国力の国の軍相手というのはかなりきついような。今回のだって遠征軍を倒しただけみたいだし。
 戦況描写と不安げなエルルゥ、その切り返しだけで、雰囲気を醸成するのはなかなか。
 まあ、CG兵のショボさもあいまって、戦争なのに妙にスケールが小さい――箱庭感が漂うのも確かだけど。

 状況の重さとそれに対峙する王の決意を淡々と語るハクオロは、声が小山力也で本当によかった。説得力が倍増しです。

 しかしいくら魔獣に騎乗しているとはいえアルルゥエルルゥが最前線にいるのはまずいと思う。狙撃されたら死んでしまうではないか。貴重な沢城キャラなのに。

 次回は助っ人登場でバトルキャラ兼萌え系のキャラの強化って感じ?

 それにしても、三国志の武将みたいな敵の国王はあれはなんだろうか、アホ? あれでハクオロがもっと陰険に対処してたら(味方にがんがん援護射撃させるとか)、一国が滅びているところだぞ。
 彼が炎の中に消えていったように見えるのは目の錯覚ということにしておこう。 一ヶ月くらい前に感想を書いたテニスの王子様劇場版のお兄ちゃんみたいなものですね。あるいはあの後、魔法で逃げたのかもしれないが(魔法は無いのか、この世界は?)。

 行商人のスパイ能力設定は今後生かされるのであろうか?